(再鑑賞)
未読だけれど、原作は漫画家・大橋裕之の短編集『ゾッキ』シリーズ。
ゾッキとは「寄せ集め」という意味。
その原作に惚れ込んだ竹中直人が斎藤工と山田孝之を巻き込み、著者の故郷である愛知県蒲郡市を舞台に、蒲郡市長&職員&市民と一丸となって制作した、全くもって稀有な映像作品。
同じ蒲郡市という土地のなかで三監督がそれぞれ撮った短編が、まるでパッチワークの生地のように絶妙に繋がり作品となっている。
キャストは豪華。
まさに三監督の手腕といった感じ。
「山田くん(孝之)が撮るなら」という理由で出演をOKした松田龍平など。
感性のみを拠り所にしたようなツギハギな作品なので、正直好みはハッキリ二分されそう。
ダメな人は開始5分でダメかと。
私は結構ハマった。
斎藤工監督の『伴くん』が1番好き。
今作観てハマったらば、引き続き『裏ゾッキ』(メイキング)も観るべき。