シネオ

弱虫ペダルのシネオのレビュー・感想・評価

弱虫ペダル(2020年製作の映画)
4.0
貸切のレイトショーで、王道スポ根に泣いた。原作は知らなかったけど、仲間のために戦ったことのある人は、涙腺崩壊します。青春のように疾走する爽快感も楽しめました。

CGを排除し演者が競技自転車に本気でぶつかるリアリティが、作品の熱量を押し上げる。豪快なペダリングで坂道を駆け登る様は、臨場感が凄まじかったです。オフナレを多用してるのは、漫画的で新しかったな(笑)

けど作品全体が暑苦しくないのは、キンプリ永瀬廉さんの妙。イケメンを封印した弱虫キャラは、成長する心情の変化をうまく捉える。伊藤健太郎くん、さすがの安定感。恋愛抜きの橋本環奈さんもいいし、坂東龍汰くんはキャラがうまかった。

部活もなかなかできない時代だけど、チームや仲間の大切さ、諦めない尊さは美しい。中高生に観て欲しいな😊
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