ゆるゆると焦点がシフトしていくのが凄くリアルで、一抹の寂しさを覚える。けどその中で「今がいっちばん楽しい!」って言い続けられるの本当にかっこよかった。
「⚪︎⚪︎に出会わせてくれてありがとう」って凄く大切だけど寂しい言葉なのは、その言葉をかけられた人間が過去になった感じがするからなんだけど、その過去を愛したまま今を生きるっていうことが描かれていて本当にそれが良い。なんとなく、「今が1番」っていうと過去に置いてきたものを否定するような感じがして、どうしても過去に縋っちゃうんだよなあ。その過去があって、今があって、過去に感謝しながら…って書くとめっちゃ寒くなるんだけどさ、そういうこと、当たり前なのに忘れちゃうそういうの、凄く良いなって思った。
それとは別であの桃色♡片想い観るシーンが本当に最高だった。誰も理解しないけど、私も理解できないけど、でもああいう瞬間は確かにあるなって思うし、うん、自分にもあったなって思う。
あとやっぱり若葉竜也が良い。いや、みんな途轍もなくよかった、絶妙にオタク的であるし。だけどやっぱり若葉竜也が笑うだけで、泣きそうになるなあ。