原作の結末に「？？？」ってなった記憶があったのだけれど、映画の方は割と描写が分かりやすかった気がする。
とはいえ、じゃあ面白かったか……？と考えるとよくわからない。付き合っている3人の女性の記憶が一切ない、っていう設定のせいで「なぜ未だに結婚願望が……？」というところから理解ができなくて全く話に乗れず。ラストの展開も、描写は簡潔になった一方で、繋がりにはぎこちなさがある気がする。
空虚な結婚願望なのかなあ、と思うには「誰のことも手放したくない」みたいな方向も混じってくるから、余計にこんがらがってしまった。
主人公が何をしたかったのか自分でもわからない、という物語だからそりゃあそうだろう、と思うべき点な気はするのだけれど、主人公が何をしたいのかわからなかったので結構観ててしんどかった。ただ小西真奈美はなんとも可愛くて、あー私なら小西真奈美一択だなーと思ってた。
