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40歳の解釈: ラダの場合のqのレビュー・感想・評価

40歳の解釈: ラダの場合(2020年製作の映画)
4.0
オープニングでElectric Relaxationのイントロを聴いた瞬間間違いなくいい映画の予感
大当りだった

40歳手前にして自分自信が望んでいた自分になれているか
白人プロデューサーが望むハーレムの舞台とリアルとの葛藤
その狭間で自分を偽ってでも成功を望むべきか
誰もが多少なり何かを犠牲にしたたり自分の本当の望みと天秤にかけて苦悩するけれどそれをリアルに描いていた

ハリエットタブマンの舞台の脚本をお願いしたいって言って首を絞めたこと
この偽りの舞台で白人が喜ぶ姿
すべてはラダの“貧困ポルノ”のラップに答えがある
差別じゃなくても結局のところ白人が喜ぶように現代でも搾取されているってこと
そんな背景でNYで脚本家として成功する大変さ
そのリアルも感じ取ることができた

手法も登場人物のバランスも
大好きなShe’s Gotta Have Itの
現代のリアルなニューヨークかつ40歳版っていう感じで最高!
(と思ったらNetflixオリジナルドラマ版の方のShe’s Gotta〜の脚本も彼女が関わっていたとは!)

40歳という年齢が足枷になるのもね…
わたしの方が少し上だけれど同じお年頃だからこそわかりみもものすごくあり
これもとてつもなくリアル

どれもこれもラップもかっこいいし
どの側面をとってもすごくよかったなー

Dがほんとにめちゃくちゃかっこよかったよ…
今年観たたくさんの映画やドラマで最も惚れた人物となった
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