2019年 モロッコ🇲🇦&フランス🇫🇷ベルギー🇧🇪
マリヤム・トゥザニ監督長編デビュー作品
女性監督として初のアカデミー賞モロッコ代表に選ばれた作品です
ノミネートはされませんでしたが…
カサブランカの旧市街
女手ひとつで小さなパン屋を切り盛りしながら、ひとり娘を育ている未亡人と仕事と寝床を探している臨月の若い女性が出会った事から始まる物語
互いになかなか心を開かず、交わす言葉も少ないのに、なんとなく相手のことを気にかけたりして
このギスギスした2人の間を和らげてくれるのがパン屋のひとり娘
明るくて良い子でしかも超可愛い♡
女三人で静かに進行していく話で大事件が起こる訳でもないのに、会話の端々からいろんな事情が汲み取れます
この辺が女性監督ならではだなぁ〜と思いました
イスラム教の国モロッコでは未婚の母はタブー、この女性も出産したら赤ちゃんは養子に出すつもりですが…
女性だけでは生きづらい社会
助け合えるのはやっぱり女性同士なんですね
女性の秘めたる底力のようなものを感じさせてくれる映画でした
余談ですが…
パン屋が舞台なので知らないパンやお菓子がたくさん出てどれも美味しそう♪
特に伝統のパンケーキ「ルジザ」には興味津々!今では現地でも手作りをする方が少ないそうです
あゝ食べてみたい🤤