シアトル国際映画祭にて。
「サーミの血」のアマンダ・ケンネル監督の2作目。アカデミー賞国際長編部門、スウェーデン代表(ノミネートは逃す)
「ボルグ/マッケンロー」のスヴェリル・グドナソンが夫役で出てた。ずいぶんイメージ違うな。
崩壊寸前の家族の物語を母親目線で描いてる。両親の不仲というのは子供たちに大きなストレスを与えるなぁと思いながら見ていたが、ドラマが進むにつれ、だんだんと子供の本当の気持ちは父母どちらにもわからないものだなという思いになってきた。
母はなぜ出ていったのか、父はどんな人物なのか、子供たちはこの状況をどう思っているのか、母親目線で描かれてるので、もしかしたら父親や子供目線だったら今見ている感じとは違うかもしれない。
暗く寒い雪景色から一転、明るく太陽が照りつけるリゾート地に舞台が移るが、それも母親の心境とリンクしているのかもしれない。
彼女にとっては良くても子供たちの微妙な反応、本当は両親が仲直りすれば丸く収まるのではないか。父をいやがっている気配もない。
父親目線で描かれたら全く違う話になりそう。
とにかく二人の間で神経をつかう子供がちょっとかわいそう。
父から守るためと母はいうものの、エゴで動いているようにしか見えない。母がそれに気づいたときはどうなるのか…
ラスト、あそこで終わるのがものすごい後をひく。
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