白い暴動の作品情報・感想・評価・動画配信

「白い暴動」に投稿された感想・評価

コロナになる前は、日本でもヘイトスピーチやデモ行進が行われていたわけだし、アメリカのトランプ政権のことも考えると、このドキュメンタリーは遠い国の昔の出来事のように思えなかった。
今観るべき記録映画。

シャム69、ライブでの暴動のエピソードは有名な話だが、初めて映像で観た。
ラストのクラッシュとジミーパーシーで演奏する「White Riot」が抜群にカッコいい!!
ドキュメンタリーなので面白いってことはないんだが
なんとなーくで知ってたことをちゃんと見ることができてよかった。
70年代という、そう遠くない過去にあった事実。
音楽(ロックだとかパンクだとか)には世代や人種を超えて世界を変える力があると本気で信じたくなる。姿勢や思想の割に編集がパンキッシュ且つポップに仕立て上げられていて観やすいのもとても良かった。

鳴らせ、闘いの音楽を。
ねこ

ねこの感想・評価

3.6
間違っていると声をあげる人がいてよかった
それが大きなうねりとなって本当によかった

SNSなどない時代、いかにして耳目を集めるかというのはかなり難しい問題だったと思うが、逆にアナログゆえの熱量が感じられて顔が見えるような安心感がある

全体的にポップでとっつきやすい雰囲気に仕上がっているけれど、リアルな現場では相当な混乱があっただろうなぁ

ライブシーンが少なかったのは少々残念
mugcup

mugcupの感想・評価

4.0

私の心にもあるんだよね
差別する気持ち。

若い頃はバスや電車で大声出したりウロウロ動いたりする知的障害者が凄く怖かった。
近寄りたくなかった。

それはさ、知らないからなんだよね
知ろうともしていなかった。
分からないから怖いから排除して安心したい。

でもさ、だからさ
そのために物語があるんだろうね。
数多の人生を知るために
分かり合えなくても許容するために。
記録。
音による対抗。

タイトルからしてクラッシュのドキュメンタリー作品なのかと思いきや勘違い。ちゃんと前情報はチェックしないとだねぇ…。

さて、本作の舞台は1970年代後半、絶望的な経済難によって失業者が急増する英国。国民のフラストレーションは移民に対する差別という形で爆発し、極右政党の扇動もあって街はレイシズムで溢れかえる最悪の状況に。

そんな中で発足したロック・アゲインスト・レイシズム(RAR)と、その思想に呼応するミュージシャンが結びつき、大きなムーブメントに発展していった歴史を垣間見ることが出来るドキュメンタリーが本作。

昔大好きで良く聴いてたクラッシュは当然出てくるものの、基本的にはバンドにフォーカスする趣きは多くなく終始社会派。

パワーオブミュージックを全面に感じるのは良きなんだが、これを手に取った時の心構え的に求めるものではなかったので、どうしても肩透かし感は否めなかったかな。

若干ダレるものの、70年代英国パンクと歴史的背景に興味があるなら楽しめる内容だろう。現代でも通じるメッセージを感じ取ることが出来るのは言うまでもない。
mie

mieの感想・評価

3.7
どこの国にも不況の時には、右翼的な考えをもつ扇動者が出てくるんだなと思った。NFは負けたが、不況が改善するわけでもないのはなんだかなー。経済とイデオロギーは関係ないのね。でも、人種差別主義者が支持する政党に選挙で勝ったのは永遠に残るイギリスの遺産だと思う。
権利の関係からか、クライマックスのフェスシーンは少し消化不良だが、熱さはガンガン伝わってくる。イギリスが最も落ち込んでいた時期のドキュメンタリーだが、今の我が国にも相似してるところ無いかな?

音楽に政治を持ち込むなと言ったやつは誰だ!
とても面白いし、目を背けてはいけない歴史なんだけれど、映画自体が人種差別問題にテーマを置きすぎてて、RARとかパンク抜きにしても、メッセージが完結するのでは? と思ってしまった。
80分見たあとに「White Riot」の歌詞を見て、だいぶ感じ方が変わったから、観て良かったんだと思う。
音楽を愛し、差別を憎め。
kanekone

kanekoneの感想・評価

3.7
クラッシュのドキュメンタリーかと思ったらそうではなかったが、これはこれで面白かったので観て良かった。当時の熱気を感じられる。様々な不満や鬱憤の矛先が移民の人達に向かってしまうのは現代とまるで変わってない問題。戦いは終わらない。にしてもロックスターの当時の発言は悲しかった。
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