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白い暴動のtoaのレビュー・感想・評価

白い暴動(2019年製作の映画)
3.3
コントラクト・キラーで知ったジョー・ストラマーが出演していると聞いて。
1970年代後半のイギリスで、音楽を通して人種差別撤廃を主張し続けた若者たちのムーブメント「ロック・アゲインスト・レイシズム」に迫ったドキュメンタリー。
不景気にあえぐ市民の鬱憤が移民ひいては少数派に向けられた時代。
直近のヨーロッパをみてるとデジャヴなのが怖い。ネットがない時代の裏新聞やフラッグを使った抗議スタイルも興味深かった。Love music, Hate racism. ロックは叫びだ。
Good Vibrationsやカセットテープ・ダイアリーズ、ベルファスト、いろんな映画の点と点が線で繋がって勉強になった。音楽目当てだと少し物足りないかもしれないけど、イギリス現代史を知るには価値ある作品だと思う。歴史から学ばないと。

memo
・すべてUnknownで逮捕状
・意識ある人間として異議を唱えに来た
・世の中がうまくいってたら愛やキスの歌を歌うかも
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