かじドゥンドゥン

アカーサ、僕たちの家のかじドゥンドゥンのレビュー・感想・評価

アカーサ、僕たちの家(2019年製作の映画)
3.0
ルーマニアの都市部に隣接する、自然地帯。そこに小屋を建て暮らしていた大家族。ところが自然公園設立とともに、一家は「保護」され、都市生活を余儀なくされる。子どもたちも母も、まんざらではないようで、自分たちの将来を模索し始めるが、他方で父親は、自然公園の管理業務からはじき出された腹いせに、また小屋を建てて不法生活に戻ってやるといきまく。これが原因で、父子、夫婦の喧嘩。

ルーマニア版大家族。カメラの存在は限りなく消してあり、最初はドキュメンタリーかドキュメンタリー「風」の作りなのか、区別がつかなかった。

特段、大事件や珍事が頻発するわけでもないので、エンターテインメント性は希薄で、ルーマニアの実状を知るための素材というべきか。