きょう

画家と泥棒のきょうのレビュー・感想・評価

画家と泥棒(2020年製作の映画)
3.0
絵を盗んだ泥棒とその画家との奇妙な関係、挫折と再生を映した作品。

ドキュメンタリー風かと思ったが、本当にドキュメンタリー…らしい。
終わり方や構図があまりに決まりすぎていて、フェイクなのではと思ってしまうのは自分の良くないところ。。

画家が何故あんなにも泥棒に惹かれ執着するのか。(ボーイフレンドの立つ瀬が…)
犯罪と芸術の交差、どちらの人物も何を根底としているかが暴かれ、社会的立場や人間性が段々逆転していくのが何だか面白い。

最後の描写は関係の危うさが一線を超えている気がして、どう解釈したらよいものか。

ストーリー云々より画家と泥棒の心情が深く描写される映画のため、人物の心情を汲んで咀嚼し共感する力がある方がより楽しめると思われる。
きょう

きょう