kowako

画家と泥棒のkowakoのレビュー・感想・評価

画家と泥棒(2020年製作の映画)
3.0
アマプラの見放題終了間際作品一覧で偶然に見つけた作品。
ドキュメンタリー作品だけど、そうは見えない程に演出的。


泥棒が未完成ながらに自分がモデルになった絵を見たシーンが、とても美しく感じた。あの涙に嘘はなく、ただ感情の昂りがあった。


画家は絵を描く事で自分の感性や弱さを表現し、泥棒は自分を傷付ける事で自分を守っていた。
お互いが他者からの愛や癒しに飢えていて、そこにシンクロしたんだろうな。
純粋に惹かれ合うのとも違う、目に見えないところで結びつき、永遠に繋がってしまったように思う。



彼女のボーイフレンドは必死に理解しようとしていたけれど、この映画の後はどうなったんだろうか。
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