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白いトリュフの宿る森のりのレビュー・感想・評価

白いトリュフの宿る森(2020年製作の映画)
3.8
北イタリアの山奥のトリュフ・ハンターを追ったドキュメンタリー。
トリュフは豚が見つけるのかと思ったら、犬が見つけるパターンもあるらしい。
犬とおじいさんのポスターが素敵で観ることにした。作品の象徴的な場面でもあるので、ポスターとして秀逸だと思った。
どの場面も絵画のような美しさで、画面に引き込まれる。『君の名前で僕を呼んで』のルカ・グァダニーノが製作総指揮を務めたと知って納得した。
自然と共生するトリュフ・ハンターと犬の暮らしと、トリュフを消費し尽くすディーラー、美食家(?)のがめつさが対照的。私は消費者側なので、若干の罪悪感があった。第一次産業は、多かれ少なかれこういうことあるだろうな。
エンドロールにフクロウの鳴き声を入れたり、犬の名前を入れるのが粋だった。
犬がかわいいし、犬とトリュフ・ハンターの関係性も最高だけど、一部犬好きが観るのは辛い箇所がある。
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