建野友保

サンドラの小さな家の建野友保のレビュー・感想・評価

サンドラの小さな家(2020年製作の映画)
4.0
DV夫から逃れようとする母親の苦悶が胸をうつ作品。住まいの再建はともあれ、助け合いの関係=「メハル(日本でいえば「もやい」のような互助精神か)」が構築されていくところが見どころ。アイルランド人の主演女優が自ら脚本を書いたようで、同国が抱える社会問題、法律の不条理も織り込まれていて、とてもバランスのとれた作品だと感じました。最後の、DV夫の母親のシーンが印象的。「北の国から」感も少々ある作品で楽しめました。
建野友保

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