放浪していた矢先に人を見せ物としてお金を稼ぐ移動式カーニバルの集団と出会い働く事になったスタン。
そこで読心術を学び、ショービジネスとして独立していくのだが、、、、
意見が分かれそうだが、個人的にはデル・トロの奇妙な世界観が存分に描かれながらサスペンスとして非常に完成度が高い作品でした。
前半の奇妙なカーニバルの一座の話と打って変わって後半は上流階級を相手に嘘で塗り固めて金を稼いでいた男と圧倒的存在感の心理学博士との騙し合いはとても見応えがあり、ストーリーとしてはこうなっていくのだろうとは分かるものの、そこから伏線が回収され始めてからのラストは久々に恐ろしさからくるゾクゾク感を感じずにはいられませんでした。
豪華キャストによる演技も素晴らしく、奇妙で美しき世界観から底知れぬ悪夢に導かれてく感じはまさにナイトメア・アリーです◎