台風飯店

ナイトメア・アリーの台風飯店のネタバレレビュー・内容・結末

ナイトメア・アリー(2021年製作の映画)
4.1

このレビューはネタバレを含みます

予備知識をあまり入れずに見た。ファンタジーで物語調だと思ってたらリアリティーのある1人の男の人生を描いたものだった。
大きく分けると見世物小屋編とルーニーマーラとの旅編みたいな感じだった。
見世物小屋の場面では不思議な世界観で魅了された。ピートが死ぬ(殺される)場面で主人公の狂気が垣間見えた。
冒頭のシーンがずっと気になってたけど後から父親を殺したと分かってこいつほんとにヤベー奴だなって思った。
見世物小屋を出てからしばらくは順調だったけど、ケイト・ブランシェットが出てからの不穏な感じが凄かった。オーラがやばい。
終盤の転落人生ぶりが気持ちいい。特にケイト・ブランシェットに騙される場面はちょー良かった。客が勝手に騙される主人公と完璧に騙すケイト・ブランシェット。
嘘をついて幸せにしてると思ってたけど、検事夫婦も大富豪も主人公のせいで死んでしまうという皮肉。
そしてなんと言ってもラストシーン。皮肉にも自分が獣人化させられそうになる。このワンシーンで見世物小屋の場面に意味を持たせる伏線回収の仕方はスッキリ。「宿命だ」っていうセリフが続きを連想させて良かった。

因果応報の一言に尽きる

(とにかくルーニーマーラが可愛すぎた。)
台風飯店

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