このレビューはネタバレを含みます
うわっ……ってなった。なんとも言えない澱んだ空気に満たされた物語の見事な終幕を見届け、歪んだ顔で笑うしかなかった。
膨らみ続ける欲が満たされる日を追い求め他人の人生を弄ぶカーニバル。悪夢のような傑作でした。
終始魅力的な世界が広がっててよかった!全然煌びやかじゃないのに、怖いもの見たさで惹かれてしまう魅惑の世界!
登場人物たちも魅力的だった。しかもそれを、名役者たちが纏う空気がより際立たせている。
良い映画でした。ラストシーンの空気感はあんまり味わいたくないレベルだったよ。それぐらい最高で最悪な物語だった。
悪夢から覚めたというよりも、むしろこれから……。