ギレルモ・デル・トロ監督が初めて超自然的フィクションなしで描く作品。
豪華キャストの共演にも注目！
デル・トロ監督の作品はセットと衣装が本当に魅力的！一瞬しか映らないけどカーニバルのモリーの部屋がすごく好みだったし、夜のサーカスが好きだから、カーニバルの雰囲気も良かった。(見世物小屋はアレだけど)
キャスト陣、特に女性キャストが素晴らしい！ルーニー・マーラーが可愛くて、メリーゴーランドのシーンが印象に残ってる。ケイト・ブランシェットは怪しげで色気があって、一筋縄ではいかないリッター博士がピッタリ。
ブラッドリー・クーパーは、前半と後半とラストで全く違う表情を見せていて凄かった。特に最後のセリフを言った後の狂気じみた笑いと泣き顔に目が離せなかった。スタン役がレオナルド・ディカプリオだったら全然違う作品になってたかも。
獣人(ギーク)との出会いからあのラスト、どんなに偽っても運命は変えられないってことなのかな。
判事夫妻の最期が衝撃的すぎて！嘘で人の人生をめちゃくちゃにして上手くいくわけない。ジニーが自力で成功したように、モリーも幸せになってほしい。
ホルマリン漬けのエノクが何度か登場して、かつエンドロールでも出てきたけど、ストーリーとの関連性がイマイチ読み取れなかった…暴れて母親を殺したっていうところから、内なる狂気的なものを示唆してるのかな？
独特な世界観だけど、考えさせられる部分もあったりして、長尺だけど観て良かったです。
原作はラストが違うらしいから、ぜひ読んでみたい！
