このレビューはネタバレを含みます
2時間半があっという間に感じる面白さ。
豪華な俳優陣と見世物小屋をそのまま作ってしまったという見事なセット。
見応え充分ですわ。
スタンの人たらしだが時折見せる凶暴性。
金に執着し、他人の意見を聞かないプライドの高さ。
それらをリリスにすっかり利用されていることも知らずにねぇ。
心理学者恐るべし。
ただただモリーが可哀想よ。
外の世界を見たかった籠の鳥はやはり外では暮らせなかったわね。
回り回って廃人が最後に行き着く獣人になってしまうスタン。
それを運命と言いながら泣き笑うラストシーン、素晴らしいです。