ひたすら静かで美しい作品。
冒頭暗がりが長いので焦ります笑。炎?金魚?という浮かび上がり方は見事。
台詞がとことん少なめで、終始海辺の波の音が結構な音量で流れ続けるのは、気持ち良すぎて寝そうです笑。
終始この家の中だけで展開するところは、沖田修一監督『モリのいる場所』みたいですが、人生を過ごした大事な家が、年と共に失っていくという静かな哀しみがあって、そういう意味では主役はこの家という感じでもあります。
富司純子、鈴木京香、シム・ウンギョンのお三方がひたすらお美しくていいです。シム・ウンギョンいいですね。昭和の娘役の女優さんな感じ。お着物、衣装とかも素晴らしい。
写真家上田義彦初長編作品ですが、映画監督とは違う視点での作り方、美学、撮りたいモノを徹底して撮ってる感がいいです。
スマホもPCもTVもでない。音楽もレコード。音楽はその時代では超有名な曲で、自分は世代違うのですが、泣けます😂
これも今年ベスト作品だなあ。