カーズWSA

情婦のカーズWSAのレビュー・感想・評価

情婦(1957年製作の映画)
5.0
そこまでは読めなかった〜。
内容は書けません。これは絶対に観た方が良い。

映画観てると物語に入りきってても勝手にアタマをよぎっちゃう、この展開だとこんな結末かな、っていう感覚。

驚き、という視点のみから考えると、人はスティング以前とスティング以降に分けられると思ってたんですが、これは僕の観た順番なだけでこっちのが全然前なのね。

法廷ものというと場面展開も少なく重くなりがちで、それはそれでずっと緊張感持って観られるから良いんですが、この映画はチョイチョイ外してくれて適度に力を抜ける。

チャールズロートンがコミカルでシリアスなキレ者を見事なバランスで演じておりました。
葉巻と酒と薬と注射、バミューダ旅行とバミューダパンツと青い便箋。いいですね。

証人席での使用人のおばあちゃんとチャールズロートンのやり取りが魅力的。
ばあちゃん素敵です。
そしてマレーネディートリヒは言わずもがな。

何より、え?これ今観始めたばっかなの?何だよ2時間あんじゃん!、とスマホゲームやり出した中1長男が、途中から引き込まれるようにスマホを置き、じっと画面を見てラストで一緒に驚いてくれたことが嬉しかったです。

シロクロ映画もおもしろいんだね、だって。
ちゃんと内容わかった?、という問いにバカにすんなと言わんばかりに、わかったよ!これこれこういうことでしょ、と。

おもしろかったし息子と共有もできて、二重に良い経験をしました。
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