カーズWSA

光る眼のカーズWSAのレビュー・感想・評価

光る眼(1995年製作の映画)
3.5
つかみはOK!
ある街で、住人だけでなく動物までも突然一斉に気絶。学校のバザー会場でみんな倒れててちょっとシュール。

マイケルパレ、冒頭からニコニコしながらバザーの準備をしてますが、あれ?
奥様はリンダコズラウスキー、熟年の魅力を振りまくクロコダイル・ダンディー。

数時間後に皆目覚め、表情は当然不安げ。しばらく経って明らかになる、女性はみんな妊娠中。聞いてないよオ、と各家庭大慌て。

調査対象となるため産む人には政府より3000ドル支給します、と。
妻と娘のふたりだと?
6000です。
満足したのか黙って座る、これがホントのクソオヤジ。

なんか宇宙人的なものによるもの?でも大丈夫、こっちにはスーパーマンとルークスカイウォーカーがおりますので。

一斉に妊娠したので産まれるときもみんな同じです。赤ちゃんのときから光る眼。光られたらどうにもならんので?

前半、コドモ達が成長するまで辺りの何か起きそうな、既に起きてそうな不穏な雰囲気づくりがカーペンターっぽかったです。音楽も。

親は自分の子という認識はあるけど何かおかしなことになってるのもちゃんとわかってます。コドモ達はもっぱらドラクエごっこで綺麗な列をつくり歩いてます。

もうちょい活躍してほしかったルークスカイ。スーパーマンに任せましょう。得意技は海と壁。特に壁は終盤強固な壁となってコドモ達に立ち塞がる。

イマイチ盛り上がりにかけるものの、何か起きる予感にずっと引っ張られあっという間に時間は経ちました。

メレディスサレンジャーさんがとてもかわいくて、墓地での見返り美人姿は時が止まる。リヴァーフェニックスの『ジミー』に出てるようで観たい理由がひとつ増えました。

スーパーマン、ルークスカイ、クロコダイル、最初に爪痕残すパレなど俳優陣は充分見応えアリ。カースティアレンの強キャラ感も。
そしてなんともビミョウな不穏さを残すラストカットはけっこう好みかも。

宇宙人的な陰謀を背後に匂わせつつも、決して大げさにならないのが良かったです。
スーパーマンは地球を救えたのかな。
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