腕時計はどこ?⌚️
娘からの客観的な視点で描かれるのかと思いきや、認知症の父の主観を描いた作品。
よくある感動ドラマにはせず、擬似認知症体験ができる映画としてオリジナリティがあった。ホラー映画よりずっと怖い。
本当にボケているようにしか見えないSirアンソニー・ホプキンスが凄すぎる。
腕時計を無くすのが象徴的。認知症による記憶・感覚の消失と重なる。地味ながら洗練された芸術志向の映画。
「パリでは英語通じない!」と言いつつ、監督パリ出身フランス人なのが小ネタ。
まあ間違いなく良い映画だけど、個人的には好みの作品ではないかも。