ファーザーのゆみおのネタバレレビュー・内容・結末

一言では言えない、哀しく怖いが 面白い。
想像と全然違う！皆がレビューにこぞって「ホラー」と書いてる意味が分かります。

主人公であるアンソニーことアンソニー・ホプキンスが見事に認知症役を演じきっている。
彼目線で物語が進行していく。日常が、居場所がそして自分が分からなくなっていく恐怖…
認知症は、死へ向かう恐怖から逃れるための病気と言われていて それも分からなくはないが、周りの人や自分も苦しむ。癌などと較べて、どちらが辛いか 悲しいかなど考えてしまった。

現在の自分の家族、これからなるかもしれない家族、自分のことと重ねて考えてしまうと、不安にかられます。
認知症という病気の恐ろしさ。
最近開発されたアルツハイマー治療薬に期待したい。
それ抜きでも、絶望しかない…わけではないと信じたい。

介護者（日本では介護士）は、本当に愛ある仕事。尊敬しかない。