認知症の本人視点の映画で、怖かった。認知症って脳の病で私も肝性脳症になったことあるからその時、同じ事の繰り返しが起こってて怖かったのでその時のこと思い出してそういう不思議な空間に入り込むのが理解できるって思ったよ。
母が今正に重度な認知症になってて私が行くと手を握って離そうとしなくなるけど、過去が、ちょっと数分前のこともが忘れて頭の中から消されてしまう認知症の状態ってほんと恐ろしいし、寂しい悲しいことだろうなと思う。
最後の方で主人公がママの所へ戻りたいっていうの、認知症の人が自分の家があるのに、どこか他に自分の帰るべき場所があると求めて外に出て徘徊してしまう意味がそれだって思った。
高齢になっても胎児の頃の安心な場所へ戻りたくなるのかも。
