このレビューはネタバレを含みます
良かった。
認知症の人の視点で描かれた本作。
勘違い、物盗られ妄想、人物誤認、
猜疑心、幻視、幻聴、徘徊、退行、
認知症ってこんなだよね、
っていう症状が患者視点で表現されてる。
腕時計はいつだって変わらず
自分の手元にあって時を教えてくれる。
あー、だからあんなに執着してたのかー
って感じがたくさん。
認知症の家族は大変よね。
それでもアンはとっても温かく接してた。
夫の気持ちも痛いほど分かる。
葉が無くなっていく…
記憶や思考が失われていく恐怖。
当事者のツラさが切なかった。
アンソニーホプキンスも
アン役の人もすごく良い演技でした!
あと、なんていうの?
メメントみたいな話の進め方が秀逸!