このレビューはネタバレを含みます
メメントは時間を遡っていくことで観客に記憶のない状態にさせることができた
まだ起きてないことを知らないのと同様に忘れてしまったことを体感させてくれる
実際見ているうちは認知症なのか、誰かが騙そうとしてるのかもよくわからない
わからないことだらけなのかで断片をつなぎ合わせて探っていくほとんどミステリーのような雰囲気
ロスト・ハイウェイの登場人物が別の役者になったりする意味のわからなさに近い
娘は介護に疲れている。先に首絞めの想像をしてるので似たようなポーズとアングルで優しく演じているの見るだけで怖い
施設に預けたことで肩の荷が下りて自分を納得させているように見えた
ルーファス・シーウェルは自分にとってオールドに続いて話の通じないやなやつだったので
現場ではそうとう使い勝手のいい役者なんだろうなと思った
時計がなくなることが時制がわからなくなることの象徴のように思える