認知症の老人が主人公。と、その娘の話。
混乱と苦痛がよく伝わる、表現に秀でた作品。
演技、配役、演出・脚本、音楽…上手に絡まってると思います。
私は素人なので、素人がこのテーマで作ろうものなら退屈で しかも支離滅裂な内容になるでしょうが、この作品はそうなってない。プロってすごいなと。
作品として退屈せず観ていられるし、考えされられる余地もあるし、感情も揺さぶるし…で、こういうのを「良い映像作品」と言うのではないでしょうか。
今まで認知症を題材にした作品「明日の記憶」「アリスのままで」などありました。比較して今作は 認知症患者の視点が多くなるように感じました。興味深い見せ方してます。
情報整理するために、2回以上は観たくなる作品です。