リアルすぎて本当につらい。
昨夏に亡くした祖父も認知症で、
ひとつの物に異常な執着を見せたり、気性が荒くなったり(以前は声を荒げるところなんて見たことがなかった)、ここで描かれるお父さんの姿が完全に祖父と重なり涙が止まらなかった。
そうか祖父には世界がこう見えていたのかと。
そりゃあ混乱するよね。こわくもなるよね。
私の手を握りたがることも多かったけど、不安だったんだね。
今になってようやく祖父の気持ちが少し理解できた気がする。
認知症のいちばんつらいところは大好きだった人に毎日イライラしてしまうこと。
相手のことも、イライラしてる自分のことも嫌いになってくる。
病気だからしかたがないと分かっていても、人間なかなかそんな簡単に受け入れられない。
つらかったけど、見てよかった。