つん

キネマの神様のつんのレビュー・感想・評価

キネマの神様(2021年製作の映画)
4.2
期待した以上に面白い作品。
出演者がみーんな魅力的だった。
日本の映画、俳優の良さがよく出ていた。
山田監督にしては珍しいファンタジー感もあって、それもまた良い感じで、わたしはとても好き。

ストーリーもわかりやすく、テンポも良くて楽しく鑑賞しました。
自分がこの映画の良さを感じられる人間で良かったと思えた。
山田監督の描くダメ人間、なんか他人事に思えなくて。。

コロナ禍の中、亡くなった志村けんさんに捧げる内容にもなっていたのかな。脚本を加筆したり変更したんじゃないかな?と思えた。
この主役はもともと志村けんさんがやる予定だったのを沢田研二さんが代わりにやられていて、本当に何度も志村けんさんに見える瞬間があった。
全然似てないのに不思議だけど、よくお二人でコントをやったりしていたからこそわかるニュアンスがあったのかな。
代わりは沢田研二さん以外にいなかったんじゃないかと思った。

若い時を演じる俳優がみんなイキイキとしていて、人はみんな歳をとる。という、当たり前のことを「そうだよなぁ」と噛み締める。
つん

つん