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THE CODE/暗号のtheocatsのレビュー・感想・評価

THE CODE/暗号(2008年製作の映画)
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TV戦隊レベル失笑演出も主役の堅実さが救い

もう最初から緊張感・緊迫感ゼロ。まるでゼロ。ほんとにゼロ。
上海ロケまでして金をかけたというのに・・・

俳優陣は結構な顔ぶれを揃えているのに、お仕着せのユニホームを着させそれぞれの個性もへったくれもなく、みんな〝並みの芋役者”にしか見えないのがすごく悲しい。
大ベテランのお二人も目も当てられない演技。特に宍戸さんは・・・

それもこれも全てのネガ要因の源が監督にあるのは明白と思われる。
※視聴後に調べたら今まで作品を見たことのない監督さんみたい。

しかし、その中で一人真面目というか堅実というかそれに加えて確かな〝華”を感じさせてくれたのが主役:尾上菊之助。
彼の真摯な演技にほだされて最後まで見たようなもの。
彼には三ツ星。だけど全体的にはマイナス二つ星


こんなケースの時はいつも思うのだが、監督の酷い演出を全て良しとしてしまったお偉方の神経と審美眼は一体どうなっているのだろう?
結局全ては真剣さを欠いたなあなあの慣れあい精神で作られたテキトー映画ということなのだろう。
002012
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