このレビューはネタバレを含みます
エンドロールで身体が動かなくなるような感覚はあれど(音楽のせい？)、思ってた以上にさらっと見れてしまった。初見だから？日本版と比較したらまた新しい発見があるのかもしれないけど。
映画の感想ではなくなってしまうかもしれないけど、容姿ひとつを気に入って「付き合いたい」という感情に至るの、人間ってすげえなと思ってしまったわ。あと、人を追い込んだ元夫が語る苦労話、聞いてて怒りが込み上げるのに同情を促すような言い方がまた腹立つ。その気持ちも想像すると苦しいから辛くて、やるせ無い気持ちになるんだけど。全体を見てもこのシーンがそこまで長くもなく。自殺に追い込んだ環境自体は回想もないから、あくまでも試聴側はこの語りから想像するだけ。ある意味呆気ない。
そんでもって何がモヤモヤしたのかと考えたら、わたしはチーナンを通して典型的なルッキズムを見てしまったのかもしれない。「あの女は大学の中でピカイチだった」たったそれだけ。でもそれってチュアン先輩の初恋も同じ理由だったでしょう。何だか。
