みなと

泣きたい私は猫をかぶるのみなとのレビュー・感想・評価

泣きたい私は猫をかぶる(2020年製作の映画)
3.5
良きジュヴナイル作品であった。最初はムゲの突拍子のない言動が痛かったのだが、それには意味があり、またムゲを含め登場人物達の心理描写や言動を繊細且つ丁寧に描いた脚本力が素晴らしかった。ファンタジーでありつつも少年少女が抱いている悩み問題を上手く世界観に落とし込んでいた。てか脚本、岡田麿里さんだったのね。道理で台詞が色々刺さる訳だ。岡田さんの色々拗らせたキャラ達の台詞は刺さりすぎて胸が痛くなってくるのだが、好きなのだ。作画も美術も素晴らしくて劇場で観れなかったのは残念。コロナ禍が落ち着いたら是非とも劇場公開して欲しい。三木眞一郎さんが演じていた猫がイケネコだった!!
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