紛争地帯からロンドンへ亡命した黒人夫婦。やっとの想いで手に入れた一軒家には何かがいる
George Floydさんの事件が痛ましく刻まれるなか、勇ましく現れた傑作ホラー。もうあんまりにも不憫で最後まで観れるかすら不安になったほど。
アフリカンデザインの魔物はちゃんと不気味。国柄も出しつつホラージャンルのあるべき姿に落とし込んでいるのはイラクの『アンダー・ザ ・シャドウ』以来。
そして決意を表明したようなラストカットは泣ける。
収容所と不動産会社から突きつける一語一句が気に障る。特にブロンドの不動産屋、あいつの「こいつら大丈夫?」の顔、白人特有の嫌味を全部固めたよう顔してんだよな。本当ムカつく