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レリック ー遺物ーのmiinaのネタバレレビュー・内容・結末

レリック ー遺物ー(2020年製作の映画)
2.9

このレビューはネタバレを含みます

暗喩で考えさせる作品嫌いではないけど、今作は手がかりが少なすぎる。暗喩ゴリゴリ意味不明な「マザー!」「ライトハウス」あたりと比べても宗教的背景が極端に薄い。その分監督のやりたいこと最優先ってよりは人に見せることを前提としてる感じがして全然見やすかった。
私の頭が悪すぎるのかも知れないけど、あざの存在は良いとして家の中が迷路であった論理的な理由がわからない。おばあちゃんはここにずっと居たんだろうけど、私宅監禁に関する手がかりもなかったし。
監督曰く「認知症の暗喩」且つ「愛するものがまた一つ消えてゆく」のキャッチコピーなら恐怖の対象は"老い"で間違いないんだとは思うけど。ひいおじいちゃんの存在は遺伝子の断絶に対する糾弾に感じられたけど、彼の存在価値とかメッセージ性もいまいちわからなくて、ゼミで考察書くのしんどかった。
でもまあ「マザー!」なんかに比べたら本当にマシ。
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