[家族の絆を再生させるホラーハウス] 70点
行方不明になった認知症の祖母の家に行った娘と孫娘が呪い的なやつに巻き込まれる話。陰鬱な画面の中で起こる直接的/間接的な描写による恐怖もあれど、手遅れになるまで放置していた罪悪感の方が勝っていて、呪いとか悪魔退治というよりも知ることのなかった母親(祖母)の一面を共に知る映画と言ったほうが良さそうだ。家自体に宿った母親の、そして先祖代々の記憶を肌で感じることになる後半20分の閉塞感は中々興味深いものがある。同じく見せかけホラーハウスだった『ロッジ -白い惨劇-』なんかより100倍好き。
