このレビューはネタバレを含みます
介抱してくれてた母が実は、っていう毒親ホラーかと思いきや、もはや実の母親ですらなかったというとんでもホラー。
実際出生届の前に死亡診断書に名前載るのってなんかどういうことなんだろうとか思った。
にしても、新生児が寝かされてるのをガラス越しに見てる女性、にあそこまで恐怖を感じたのは初めてだ。
序盤くっらーいとこからひっそり座ってじーっと見てるみたいないかにもって怖さ(めちゃくちゃ失礼だけど母親役の人の顔の造形、彫りとかが絶妙に不快。)も良かったけど、途中のなんか母の封じ込め突破する娘、ていう頭脳戦みたいな脱出劇が面白かった。
確かにとんでもない母親(ですらないけど)なんだけれど、実際その愛情のおかげで大学合格レベルにまで娘の学力が育まれ、文字通り娘の自立に繋がったのだから、怪我の功名というか、墓穴を掘るというか、複雑なところでもあるなと思った。
だがしかしラスト、薬漬け束縛癖まで学ばんでええてぇ。