実際にあったディー・ディー・ブランチャード殺害事件にインスパイアされて作られたんじゃないかという話があって(実際の事件とこの作品の内容はかなり違ってるけどね)代理ミュンヒハウゼン症候群っぽい母親と車椅子生活をしている娘の話。
娘がある日、母が用意してくれている自分の薬に対して疑問を持つことをきっかけに恐ろしい真実が発覚するという内容なんだけどハラハラ・ドキドキでなかなか怖かった。
娘役の役者さんは実際に車椅子を使った生活をしている方らしく車椅子の演技がリアルで上手だった。
でも見ていくと理解出来るけど、この母親は代理ミュンヒハウゼン症候群とは別のなんだか闇深いヤバい精神状態の人だと分かってくる。
負の連鎖じゃないけど闇は伝播していくのかって感じの終わり方が意外だったし後味がなんとも言えませんでした。
身近な人間が狂気的だと簡単に周りに助けを求められなくて詰むという絶望感をMAXで体感できました。
そんな絶望感の中で唯一助けてくれようとしたトムが…お約束とはいえ気の毒すぎだった。