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ビバリウムのenniのレビュー・感想・評価

ビバリウム(2019年製作の映画)
4.2
ビジュアル、キャスト、ストーリー、風刺的要素、音楽、映像、インテリア。好みも良いところ。これらのバランスがとても良かった。分かりやすぎず、難しすぎず、グロすぎず、ハッピーすぎず。
強いて言うなら、起承転結で言うところの「起承承承承承承転結」って感じで、間延びしてて途中飽きてしまう部分はあった。もっと転結で頭をグチャグチャにしてほしかった...。
それすら許してしまう、マグリットみ感じる世界観。人それぞれの好みはあると思いますが、個人的にはずっと観ていたいと思える世界観。もういい?笑

男の子の声だけすごい違和感。それ以外はもう全部ありそうなリアルさで。あぁ、良い塩梅としか言えない。
内容も冒頭に書いた通り、馬鹿馬鹿しいだけじゃなくて、程よく社会風刺を帯びていて、でも全然それを押し出してこないという慎ましさ。?

この作品を見て理解不能と感じる方は、オフィシャルサイトが設けているキーワードコーナーをぜひ開いて下さい。おもしろ〜〜〜〜〜!ってなると思います。

好みすぎて、ポスターやらTシャツやら購入してしまった。グラフィックデザインはこういう初見だけで寄ってくる私みたいな人を釣る。勢いは大切...。
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