このレビューはネタバレを含みます
余韻からこの映画の良さがジワジワ来る。全方向からジワジワ来る。
主人公と他の女性たちの間のちょっとしたズレ。なんだかずっと上っ面というか。特に互いの核心を突くようなハッキリした会話はしないけれど、あの>>続きを読む
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いつの時代になっても廃れない映画になりそうだな、と思った。電子機器もそんなに出てこないし、田舎だし、エキストラも少ないし。
隕石に当たるという現実味のない設定もチャーミングでお話を程よく軽やかにしてい>>続きを読む
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SF気質なミュージカル?、良い意味で「なんやこれ」が止まらない。
ミュージカル映画はあまり得意ではないけど、これは最後まで嫌な気持ちにならずに鑑賞できた。ハッピーなミュージカルは苦手。ロックとオペラが>>続きを読む
これは大きな画面で観たいなと思える映像。
未熟な主人公を後ろで支える背景の数々がいちいち癖に刺さっちゃって、全然笑えないストーリーの割に幸せだった。
煌びやかな街も、ジョーの親戚の別荘の静けさも、主人>>続きを読む
途中から飽きてくるけど、最後のクライマックスでかなり食いつけた。自分が何者かがわかったときの感じ、なぜか懐かしい気持ちになった。虚しさのような。ぜひ最後まで粘って観てほしい。
目に見えない脅威を信じられない大衆。それはどこの国でもどの時代でも同じ。目に見えない(この目、肉眼ではっきりと見えない)ものを対象に研究・調査する人々がどれだけ精を出しても、政府が大衆が聞く耳を持たな>>続きを読む
『彼ほど力強い者がいるだろうか?彼ほど美しくて、空想的で、熱狂的で、陽気で、憂鬱な者がいるだろうか?彼は英雄で、魔術師である。誘惑者で、恋愛の神エロスの兄弟である。彼は不可能を可能にすることができる。>>続きを読む
スペースエイジインテリアに目がないこちらといたしましては、70年代のイケイケなお部屋を拝見出来てとても良かったです。フレンチギャルな主人公も良かった。
ガチコックピット並みの機材からカセットテープ、レ>>続きを読む
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もし自分が別文化で創られた環境に置かれたらって疑似体験してる気分で面白かった。誘われるまでの導入部が細部まで作り込まれてて良かった。逆さになった天地は馴染みあるものが全て異質に感じられるメタファのよう>>続きを読む
もっと原作に忠実に...とはまでは言わないけれど、抑えるところをそのまま原作に寄せてもらえたら初見の人にも受け入れられたのでは感がすごい。音楽は個人的にかなり好き。心地よかった〜。
スピリチュアル感の>>続きを読む
こちらが想像できるサンドアートの規模を悠々と超えてくる...。多方から様々なイメージがテンポよく現れては消えていく感じが非現実的で没頭してしまう。イメージがいきなり現れるのではなく、徐々に形作っていっ>>続きを読む
ずっと観ていられる。徐々に食物連鎖の規模が大きくなっていく、食う食われるの関係性がマトリョーシカのように繰り返されてて次は次は?!となる。最終的に示唆したい部分もきっちりとビーズで表現されていて素晴ら>>続きを読む
背景の景色が主役になるぐらい、海や岩場のシーンが綺麗。何気ない学校の廊下ですら画角が天才的で見惚れた。南イタリアの陽気な音楽からナチュラルでメロウな音楽も心地よい。
終わり方には少し拍子抜けしたけれど>>続きを読む
とても好き。どこまでも人間ぽくてとても好き。フランシスの一人のシーンはどれも良かった。終始モノクロなのも意外と良かった。なぜ良いと感じるのかはもう少し考えたいけど。27歳...。
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まずこれが半世紀前に製作されているという時点ですごいですよね。THE スペースエイジでミッドセンチュリーなインテリアは個人的にはかなりそそられる。特に序盤の機内で世間話をするシーンでは何もかもが美しか>>続きを読む
現実世界では起きることはまず無いだろうというお話。誰かもしらない人とこんな関係になれるのか。恐怖でしかない...。まあ何も見えないからこそ相手のパーソナリティにフォーカスを当てられるというのは確かにそ>>続きを読む
とりあえず家の中がぐちゃぐちゃな主人公に好感しか持たない。どれだけ年齢を重ねても、冷静を保とうとしても、目の前にグイグイイケメンが来れば運命を軽率に感じてしまうところにも。
まあまあな犯罪といえば犯罪>>続きを読む
鑑賞直後は「すごい...なるほど...」という印象しか持てなかったけど、日常に戻ってから数日後になってジワジワゾクゾクと「未知なる体験をしたのでは...」と考えている。
単なるSF小説の映画化とカテゴ>>続きを読む
フランが出てる時点で最高なんですが。
全てが良かった。本を愛でる人に悪い人はいません。絵画との価値の違いについて言及しているシーンが個人的にはとても良かった。
紙の本の素晴らしいところは、その所有者の>>続きを読む
どこぞの国で?一人で?ストップモーションアニメーションを?SFをテーマに?数年かけて制作?みたいな情報が耳に入れば「どんなやばいやつやねん〜」ってなりそうな人が日本にいるという、この誇り?おこがましい>>続きを読む
前回観たのはいつか覚えてないけど、めちゃくちゃ好きな映画。夢と現実の狭間で錯乱する系結構好き。最後のシーンが大好き。中毒性があって数年に一回観たくなるけど、ちょっとこわいシーンもあってビビりながら観な>>続きを読む
これは映画館で、出来るだけ大きなスクリーンで観たかったな。環境って大切ですね。後半のストーリーの丸め込み感?、勢い!って感じが否めなくて、・・・と何も言えないけど。よく言われているインセプションの元ネ>>続きを読む
タコが睡眠時に夢を見ている可能性があるという研究結果をニュースで読んでいたので、このドキュメンタリーの存在を知ったときは即マイリストに。探究心って素晴らしい!と思えるドキュメンタリーでした。
まさかタ>>続きを読む
こんまりファンが観ると致命傷を負う映画。
ミニマリストを目指す主人公ジーンのファッションや、彼女がゴールとする新オフィスのイメージはとても理想的。一方、今の現実を見ればあっちゃこっちゃに広がる過去の無>>続きを読む
ビジュアル、キャスト、ストーリー、風刺的要素、音楽、映像、インテリア。好みも良いところ。これらのバランスがとても良かった。分かりやすぎず、難しすぎず、グロすぎず、ハッピーすぎず。
強いて言うなら、起承>>続きを読む
完全に女女ストーリーで好きすぎる。特に美紀側のシスターフッドみは途中で涙が出るほど、心強くて、穏やかで、挑戦的で、自立してて、朗らかで、どの角度から見ても理想だった。と言ってもちゃんと現実的で、今日も>>続きを読む
「魅せる」という目的ならば満点だと思うけど、本当にこんな人生だったのか、こんな景色を太宰は見たのか、などという疑問が止まらない。
太宰治の人生を題材にしているというよりは三者三様の女性達のコントラスト>>続きを読む
mid80sにも同じことを感じたけど私はこの類の若くて痛々しいものを見てられない自覚がある。共感できないだけなのか。あんなさらけ出せるものなのですか?感情表現まんまって感じで圧倒だけされたって感じ。う>>続きを読む
原作を読んでいる限り、この作品は死について考える場面が多い印象を持っていましたが、実写ではどちらかというと人間関係に重きを置いている印象。
展開も少し違うので、原作のままを期待すると少し的外れ。期待し>>続きを読む
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誰だって普通じゃないけど、ほとんどの人はそれを社会で曝け出さないように自分を抑えている。
それはそれで気付かないうちに精神的に参ってたりするのかもですが。自分の心に素直すぎて考える前に行動してしまうっ>>続きを読む
山崎ナオコーラさん原作の映画。山崎ナオコーラさんの作品が映画になるとこう!って感じの雰囲気。もう好きです。人間が人間すぎる。
ゆるゆるゆるゆる〜ずっとゆるゆる抑揚無く続いていくストーリーは、巷のドッ>>続きを読む
蔓延る格差社会をここまでコミカルに、シリアスに、どんでん返ししまくって!!!韓国のネタへの走り方好きです。ジャージャー麺のところほんとお腹抱えた。
ウィットに飛んだジャケットや、作中での格差を表す構図>>続きを読む
最初から最後までロマンティックが止まらない...!夜の公園のシーンが大好き。こういう寡黙な主人公が強気なヒロインに振り回される構図は昔っから大好き。あー映画館のシーンもいいね。キャットアイサングラスが>>続きを読む
当時の雰囲気を体感できるあたりは好き。いいよね。スマホの無い時代。身の回りの歳上が自分の次の世界になる感じ。憧れ方が良い意味でピュア。痛々しくて見てらんなかったけど、まああれぐらいみんな痛いよねいつだ>>続きを読む
大学生の時の私の青春です。勢い余って漫画も買いました。こじらせてました。(今も)
昔付き合ってた人を思い出すの。まじでこういうパーカーとか髭とか。誰にでも優しいって一番優しくないよねとか思いますねぇ。>>続きを読む
家族の存在や思考は、子供にとって目の前に提示される一番初めの価値観であることが多い。
周りからすると違和感を覚える環境や関係だとしても、子供にとってそれが最初の価値観であり、血水となって自分の中に流れ>>続きを読む