ゆき

ビバリウムのゆきのレビュー・感想・評価

ビバリウム(2019年製作の映画)
3.6
解放

カッコウって他の鳥にヒナを育てさせるんですね。
夢現な世界観と完成度の高いビジュアル。
トイストーリーの子供部屋みたいな空は、一向に変わり映えしない。
でも人間である以上美しさでは生活を満たすことはできないのも性。
出会って、盛り上がって、盛り下がって、また恋しくなって、人と暮らすうえでの一通りの感情を早送りしたような97分でした。
作業の果てが見えたときの気色悪さ。
好きなタイプのグリーンが終始画を満たすのだけれど、今回はどこか不穏な色に見えた。
「家が欲しかっただけ」なのに。
×××
教師として働くジェマは恋人・トムと新居を探していた。ふと入った不動産屋で紹介されたYonderという聞き慣れない住宅地。しかし二人はここから出られなくなってしまう。
ゆき

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