ちゃんしん

アトラクション -侵略-のちゃんしんのレビュー・感想・評価

アトラクション -侵略-(2020年製作の映画)
4.3
ロシアのプロパガンダ映画。

作品としての完成度は高い。
作品自体はそれ以前の話なのだが、ウクライナ侵攻の真最中のために、現体制へのプロパガンダ映画の意味合いを強く感じてしまってウンザリした。

犠牲になるのは一人でいい、みんなのためになるなら自ら進んで犠牲になろう…。
こういう映画を何本も見れば、自分の意識にいつの間にか刷り込まれてしまう人間は多くなるはず。
そのくせ、「救える命はできる限り救う」と当局の偉い人は発言している。

完全なるダブルスタンダード!

一方では体制の為に犠牲になることを美化して礼賛し、もう一方では政府はできる限り犠牲にはしないと公言する。
これを信じて犠牲になる純真な国民が一番バカを見る。
他国の国民や自国の国民の生命を屁とも思わない指導者が何をしてくれると思うのだろうか?
戦争で多数の罪のない生命を奪い、自分の権力を振りかざす悪魔にはいつか天罰が降る。
欧米の国際金融資本や共産圏の指導者、中東の独裁者たち…。
これだけの情報化社会になってしまった以上、これから逆流が起こってしまうのは必然でしかない。
歴史はいつの世も新しい理想的な社会を創り出す。
激流はもう目の前まできてる。
ちゃんしん

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