監督 内田拓也
脚本 内田拓也 細川岳
主演 藤原季節
笑えた
監督はかなり若く、意欲的な作品だった。
笑い要素ってだけじゃなく、青春から大人になって人生が儘ならないことを知る。その受容と諦めの中で光明を見つける。そんな話だった。
高校時代の佐々木のぶっ飛び具合はたまらなく笑えるし、クラスにこんな奴がいたなあと懐かしく感じる。
あと友達が自分とはかけ離れた存在になっていく切なさも良かった
ただ2時間にしては長く感じた。27歳の大人時代と高校時代の二つの時間軸が交互に流れていくが、起伏が少なめなのかな。一つ一つ見るとどれも面白いシーンなのだけれど。全体的に変化が少なく見えた。
一番微妙だったのは藤原季節と萩原みのりの元恋人関係かなあ。ラストの告白とみのりのセリフは納得できなかったなあ
○シーン
佐々木(細川岳)がよい!
冒頭、自転車漕ぎまくって、女性の胸の柔らかさを感じる
バスケ対決のやり取り
カラオケでナンパ?するときの佐々木
ラスト
上映後のリモートで監督が話してたけど、地元に残った人(佐々木とか)、地元から出た人(ゆうじとか)の違いをテーマにしてるらしい。なるほどな。都会と田舎、変化のあった人となかった人では流れる時間のスピードも異なるのだなあ
2021.31