真魚八重子

警官の血の真魚八重子のレビュー・感想・評価

警官の血(2022年製作の映画)
4.2
うおー、1回では理解できなくて2回観た。もうちょっと「こういう理由でこうなってます」をセリフで説明してほしい。

中年と青年刑事のバディもの。中年刑事のパク・ガンユンは華々しい逮捕歴を誇るが、同時に裏社会に通じる悪徳刑事と噂されている。青年刑事チェ・ミンジェは内部監察班から秘密裏に配属され、パクの汚職の報告をする役目を担う。
やり手のパクに感化されたり、でもやっぱり疑ってみたり、青年は翻弄されつつも大きな事件に関わっていく。
監察班の刑事の死、麻薬事件、警察の組織ぐるみの不正な献金などなど目白押しで、状況を追うので精いっぱい。でもバディものとしては秀逸。いろいろと父親像をめぐる謎もある中で、パクとミンジェの擬似親子感が強くなっていくのがエモーショナル。
真魚八重子

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