なかむら

グッバイ、レーニン!のなかむらのレビュー・感想・評価

グッバイ、レーニン!(2003年製作の映画)
3.5
東ドイツと西ドイツ、統一前後の暮らしの変わりっぷりが興味深かった!
通貨から服装、スーパーに並ぶ商品、家具等々何もかもが一変するって当時の東ドイツの人達はどんな感覚だったのか。。今までになかった新しい価値観や開放感に沸く一方で、やっぱりものすごく戸惑っただろうし、受け入れられない人も沢山いたと思う。(あの校長先生や近所の人みたいに)

主人公の周りの人が良い人ばっかり。ララやお姉さんの旦那さん、同僚も理解があって協力的で優しい。お父さんもとても誠実だと思ったし。

最後の嘘ニュース映像を見ながら、アレックスが何度も母の方を振り返って2人で微笑み合うシーン。
お母さんは息子が自分のために不器用な優しい嘘をつき続けてると知っているけど、気づいていないふりをして優しい嘘を返している表情だと感じた。
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