このレビューはネタバレを含みます
東ドイツ統一後の庶民の身に起こった悲喜劇を家族像と共に描いたドイツ映画!
本国ドイツで歴代興行記録を更新して、
第53回ベルリン映画祭の最優秀ヨーロッパ映画賞を受賞した映画!
1989年から1990年のドイツで起こった出来事を描いている。
タイトルの「グッバイレーニン」とは、
ウラジミール・レーニンの事で作品中にベルリンの壁崩壊の象徴として解体して運ばれるレーニン像の事を指す。
母が昏睡状態から8か月後に目覚めてから、息子とお姉さんとララと周囲は母さんが支持していた東ドイツの社会主義体制が変わってないとわざと芝居。
最後まで芝居を続けて、自分自身を貫く姿は苦しい反面、家族愛が感じました!
小さい頃に生き別れたお父さんとの再会は何とも言えない虚しさが感じて、
とてもつらかったです。
また、お母さんが昏睡状態から8か月間意識が失っている時に、息子が母の愛情に気付き、今の自分と重なる所が幾つかありました。
全体を通して、親子愛というものを凄く考えさせられる映画でした。
1989年から1990年のドイツを描いているので、是非とも、観てほしいです!