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逃げた女のOのレビュー・感想・評価

逃げた女(2019年製作の映画)
4.0
「同じ話の繰り返しに本心があるわけない」この言葉に逃げた女の本質があるような気がした。同じ話を執拗に繰り返す、窓の景色、26、賢い女に厄介な男たち。穏やかで親密な会話、異質な空気、どこにでもありそうで、まず起こり得ない。キム・ミニの醸し出す独特なテンポがあってこそ。キム・ミニとキム・セビョクを同じ画面で観れる贅沢ったらね。お決まりの奇妙なズームアップ、今回は猫が特に良かった。観終わってからも度々思い出して奥行きを感じる。謎多き女の選択とは。真相は分からない。エンディングがおしゃれすぎてホン・サンスはずるいなあと。
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