「ゲヘナ」的なホラー映画と勘違いしてました。全然違うがまぁある意味ホラーか。
結構好みでした。ああいう主人公が精神的に異常をきたしていて不可解な出来事が起きているように見える、という話は不思議で怖くて良いよね。
難解の匂いがしますが実は話は至極シンプル。最後で全てがわかります。
主人公は過去のひき逃げによる罪悪感に駆られており、全ては不健康になった心身がみせる幻覚だったということですかね。
最初の殺人？シーン。殺したのは自分自身であることが「お前は誰だ？」のセリフで何となく序盤から感じてました。
黒人の彼は彼の罪悪感そのものだろうし、やたらと漂白剤で汚れを落とす癖は過去の自分の罪をなんとか払いのけたい気持ちの表れだったんでしょうね。何回も見るとより面白いかも。
ちゃんと主人公は「自分は天国ではなく地獄に行くべきだ」と自分でわかってるんだよなあ〜〜。
さっさと自首すれば安らかに眠れるようになるのでは？と気づかなかったのかなあ。
捕まるくらいなら精神きたす方がいいのかなぁ。償った方がいいという意思は話の中の色々な事故で自分の口からも言ったりしてたので....後一歩の決断ができぬほどの状態だったのかな。
そういや撮影中はチャンべは「罪と罰」をずっと読んでいたそうです。
クリスチャンベイルの今作の驚異的な減量、そしてその後のバットマンへの体づくりはよく聞きますがやはりすごいですよね〜。
元々痩せやすく太りやすいタイプの人っているけど彼が仮にそうだとしても並の努力ではないよな〜
チャンべは当時、満足いってない映画の撮影を終えた後で没頭できる役をやりたいと思っていた時期らしく。この役の理想像に対しどこまで叶えられるか挑戦したんだとか。「しあわせの法則」のことかな笑？
あんなにガリガリなのに顔は全然いつも通りかっこいいしなんなら可愛いしありがてぇな。ありがてえ。
