NaokiAburatani

ストリートダンサーのNaokiAburataniのレビュー・感想・評価

ストリートダンサー(2020年製作の映画)
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1にも2にも、とにかくダンスパフォーマンスシーンは圧巻の一言。
人間てこんなに動けて、こんなに体を仕上げられるんだ、と感動した。

舞台がインドっぽくないなー、と思ってたらロンドンだから当たり前だった。ちゃんとあらすじ見てから鑑賞すりゃよかった‥その割にはイギリス人が分かり易い悪役にされてたのは、インド映画において今後も続いていくのだろうか。まぁ、歴史を見直したら気持ちが分からんでもないけど。最後ロイヤルズのリーダーとリスペクトしあえていたのは、取ってつけた感あったけど、よかった。

インドとパキスタンが仲良くなれば良いのに、というバジュランギおじさんと小さな迷子でもあった分かり易く、とても大切なテーマもあったけど、イギリスの移民問題とかもあって何の話なんだろーなー、と思ってたら最後の最後でNPO法人の活動を題材にしていたと分かってちょっと面食らった。

ダンスシーンが肝だからしょうがないのは分かるけど、その度にストーリーが止まってしまい、何か問題が発生しても大体秒で解決してしまうのは、少しバランスが悪く思った。

後、大会の出場規定がどうなってるのかが気になった。大会途中で選手が増えたり移動したり、チーム名変わったりっていうのが何でもありすぎて、まさにルールブレイカーズ。王位争奪サバイバルマッチ編のキン肉マンチームを思い出したのは私だけだろうか。
ロイヤルズも手下が勝手にやったこととはいえ、ヒューズ抜くのはズルすぎるだろ。後、ヒューズってあんな簡単に付けたり取ったりして大丈夫なもんなのか??そもそもあんな簡単に付けたり取ったり出来るもんなのか???
音楽止まったら失格って主催者側の落ち度だろが!それに対して「不公平だ!!」って講義していたストリートダンサーズの主張はもっともだが、自分たちのチーム構成はどうなんだ??とかツッコミ所もあったけど、途中の太鼓が伏線になって、良い感じに国境を超えて音楽とダンスが混ざって格好良かったからヨシ!と、なった‥か??
そう思えるには少しパワー不足だった印象の惜しい映画だった。
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