seapony3000

エルのseapony3000のレビュー・感想・評価

エル(1952年製作の映画)
5.0
そしてこれも久しぶりに。鐘の塔の天辺で地上を歩く人々を見下ろしながら「足で踏みつけたい。利己主義は高貴な魂の本質なんだ」つって妻の首を絞めるシーンは本当に好き。嫉妬に狂って怒っていたが夕食時に妻の足元に欲情していきなりキス、空砲で腹を撃つ、寝ている妻を縄で縛ろうとしたり階段の柵を鉄棒でガンガンする。もちろんすぐ謝る。とにかくエピソードの豊富さ、サイコパスの鏡。ブニュエルといったらやっぱしコレが好き。素晴らしいな。
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